[コメント] バージンブルース(1974/日)
「バージンか…」「そんな事言わないで。どうでもいい事なんだから」そう。本当にどうでもいいことだし、戦中派や焼跡・闇市派ほどそんなものに夢を抱く娘もほとんどいないのだ。
男がそれを破ることを罪だと思うから、女もそれに付き合って騒いでやっているだけのことで、実際バージンに心を砕いたり、長門のおっさんに守られようなどと思う女はもはや、この時代でも少なくなっていたということだ。
秋吉久美子のアイドル映画として可愛らしく撮っているという事以外は、この映画もどうでもいい映画だなあ。野坂昭如の歌を聴く機会に恵まれていなかったので、「バージンブルース」がフルコーラス聴けたのは良かった。得るところはそれくらいだ。リアル貧乏どころか自虐的マゾ貧乏描写なんて、映画で観ても哀しいだけじゃないか。
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