コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] ワンダー・ボーイズ(2000/米)

文学と映画では表現法が違うわけで・・。原作の中で有り得た世界観を映画にしたら難しかったという感じでしょうか。ノスタルジックでヒューマンな雰囲気は巧く醸し出せていると思います。役者陣のバランスも良いし。
TOBBY

印象としてやや地味になってしまったのかもしれません。やはり映画向きの小説となるとジョン・アーヴィング的なストーリーテリング重視の作品の方が良いのかも。文章にしてみると胸にしみるという部類。俺はこの手の胸にホワッとするどこかヒューマンでちょっと考えてしまう作風好きなんですけどNGな人にはNGでしょうね。ダグラスの自分に納得出来ていない作家像もリアルだけど、漠然と生きているトビー・マグワイアや個性的なロバート・ダウニーJrのキャラクターも面白い。男なら個々のキャラクターのどこかに共鳴出来る部分もあるのでは?。同世代ではなく世代を超えた男達の奇妙な友情(シンパシー)というのがキーです。この作品が気に入ったら『偶然の旅行者』『ヴァージン・スーサイズ』『ガープの世界』なんかも好きかもしれません。この映画は、物語に極端な起伏は無くともなぜか心に残り、また観たくなる作品です。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。