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[コメント] 山の郵便配達(1999/中国)

この映画を見て、自分の父母に思いをはせた人がどれくらいいただろうか。
ゆの

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







僕は全然思い出さなかった。この映画のいいところはそこです。

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この監督は自分の美的センスと技術、スタイルで映画をつくるタイプの人だなと感じた。 どんでん返しなどではなく、観客が求めるもの(この映画の場合は「癒し」)を必要充分に料理して提供してくれる。俳優陣もしかり。 

実際に山奥の田舎に行けば、自然は厳しく僕を孤独にさせ、人々は純粋だが貧しく無知だ。 けれどもそれを克服したり、あるいは適応できる人たちだけが山で生きることができる。それは運命というほかない。そして運命から逃れられる(あるいは運命をきりひらける)人だけが、山を下りることができる。

山とはそういう場所であり、この映画はそんな山(しかも中国の)で郵便配達という職業で山に関わっていくことを決めた父子の物語である。

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少数民族のお祭りは、あれですね、たしか結婚相手を決める踊りですよね。何の説明もなくよくあそこだけ描いたものです。このエピソードに限らず、いろんな意味で本当に「説明」が少なくてよかった。

(評価:★3)

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