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[コメント] インディア・ソング(1975/仏)

傑作「ラホールの副領事」の映画化だが不満。ミニマムに削る実験で二時間はさすがに長すぎるうえ、対照されるインド少女の放浪が科白だけでは壊滅的に退屈だ。後者をこそ撮るべきではなかったのか。
寒山拾得

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







撮られたのは大使夫人とふたりの情夫との関係、インドは暑いらしくいつも半裸の三人。フレーム外からいない者が科白。「疫病患者は弾けるように死ぬの。苦痛はないわ」この患者めがけて乱射して馘になった副領事が大使夫人に付きまといフラれる人物の出し入れが延々続くのだった。インディア・ソング・ブルースという曲が何度も紹介されるが別に大した曲でもなく。なお、少女の放浪は後日『ラ・マン』で撮られることになるのだろう。

(評価:★2)

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