[コメント] JSA(2000/韓国)
社会ものとしては、傑作の1本。
私にとって、評価が難しい。 ただ、もう一回見たいとは思わなかったのだ。 というのも、単純に映画として見た場合、繰り返しの多すぎる場面、ストーリー展開の荒さが目立ち、面白いものとはいえなかった。 ただし、韓国にとって、南北問題を映画という手法で、しかもエンターテイメント性を伴った形で、作品化することがタブーではなくなりつつあるということに、大きな意義を感じる。 それにしても、38度境界線ひとつ越えた緊張感は、見るものを凍り付かせるものがあり、そのリアルさを映像にしたことは大きい。
我が友人・知人諸氏にも知らなかった人が多かったので、追記させて頂く。南北は、今現在、「休戦協定」で一時の平穏を預かりあっているという状態で、決して「停戦協定」で停戦したわけではない。それが、この作品の緊張感を作り上げているのである。
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