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[コメント] JSA(2000/韓国)

なにがどうなればどうなるからどうすればいいのか。混乱と緊張の 凝縮極限人間関係場面が秀逸。緊張感のある国が作れる映画。ストーリーメモ→
マグダラの阿闍世王

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







平和ボケの現代日本ではこういう緊張感はなかなかないでしょう。 変な犯罪ならありそうだけど、背景がしょぼい個人の恨みくらい。

チョコパイシーンもよかった。北の人民としての誇り。

机倒しも冷静な男の魅力。

板門店、あんなに近くで向かいあっていたら、心の交流もあるかもしれないなぁ。でも軍人だからそうならないように決められているんだろうけど。

額、撃ち抜かれての脚への反撃は、おかしいぞ。

脚本のよく練ってある感じがしました。こうなればこうなってしまう。 必然的悲劇へのもって行き方。

↓以下、メモです-------------------------

フクロウ→夜→雨→銃声。                   

第1部AREA

国連スイス・スウェーデン警備隊。ボッタ将軍、ペルソン大尉、ソフィー・チャン(少佐?)

「北に拉致されたが、脱出、2名射殺してきた」というイ・スヒョク兵長

帰らざる橋。

ソフィーチャンの調査始まる。ポプラの木事件。

北のケソン陸軍病院に生き残りのオ・ギョンピル中士。 2遺体、涙の遺族をわざわざ見せて同情を引く北の心理作戦。この事件で殺されたのは北だけなのだ、というアピール。

現場で弾丸は11発、銃に残っていたのは5発。銃:ベレッタM9は15発入り(+銃身に1発入れておけば)。しかし、スヒョクは15発しか入れない習慣。

似顔絵描かれていた恋人スジョン(遊園地、ロッテか?)。兄?ナム・ソンシク。

銃に血痕が残っていた。(スライド部分が拭き取られていなかった)

取調べ中、窓の外、逆さのナム・ソンシク(一時停止の見せ方)落下。

第2部SECURITY

板門店観光客、風で帽子が飛ばされ、38度線越える。

事件、8ヶ月前の2月。訓練中、境界を越え部隊引き返すが、スヒョクは 小便中で置いていかれ、運悪く地雷を踏んでしまう (体重をはずすと爆発するという説明なし)。子犬、オ・ギョンピル、チョン・ウジンとの出会い。信管外しの命の恩人。

雪中訓練、両軍、タバコであいさつ、そのとき再会。文通するように。 想いがつのって会いに行くと実はウジンが手紙の返事を面白がって書いていたのだ。夜な夜なの交流が始まる(中だるみの感あり)。

銃の早抜きのスヒョク、落ち着きのギョンピル。ギョンピルはアフリカ・アラブ帰り、しかし、なぜか下っ端前線警備(アウトロー)。ライター、エロ本プレゼント。チェ・マンスに見張りサボりを怒鳴られ、外に出てスヒョクを見られないように。

スヒョク、ナム・ソンシクを連れて北の友人を紹介。

スヒョク「韓国に来い」、ギョンピル、口からチョコパイ出す。

10月、サイレン、デフコン3の状況。地雷処理、花火みたい。

最後の訪問と決めていた、ウジンの誕生日だし。住所交換、記念写真( 金日成、金正日の肖像画が入らないように写す)。ウジンがおなら。くさい、とドアを開けると!

第3部JOINT

ふたりの面会。ソンシクの飛び降り直前ビデオ。動揺して口を割りそうになるスヒョク。すると突然ギョンピルが机を倒し、ひと芝居うつ。北の強さを思い知れ!万歳!

ボッタ将軍、ソフィー・チャン解任。あいまい解決をたくらむ韓国ピョ将軍による身辺調査で、ソフィーの父チャン・ヨンが元人民軍。北の娘は中立の立場とはいえないという理由。

人民軍捕虜17万人の身の振り方歴史説明入れる。北か南か。どちらも選ばなかった者がいた。

3枚の写真・絵が一致。交流があった証拠を。 ソフィーは真実をうすうす勘付いていた。

銃を突きつけあう。複雑微妙な人間関係。ギョンピルの落ち着きで一旦は銃を下ろすが、カセットがオートリバースで突然、激しい音楽! 驚いたチェ・マンスが銃を構え、ナム・ソンシクがそれを見てより早く引き金を引く、ウジンも構える、ソンシク、ウジンの額を撃つ。

実は1発目早撃ちはスヒョクだった。

ギョンピル、最後にライターを贈る(返却)。アメリカ製、交流があった証拠。

スヒョク、松葉杖ながら2人の警護兵を倒し(そんなバカな!)、自殺。

JSA=共同警備区域

(評価:★4)

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