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[コメント] グリーン・カード(1990/米)

要するに→
muffler&silencer[消音装置]

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







「情が湧いた」んだろ?

マクダウェルのラストの視線は、どうもペットを見るような感じに思えたなあ。入管役人の訪問調査のため仕方なくドパルデューをアパートに呼び、扉の覗き穴から彼を見る視線は、まんま、「子どもが拾ってきた汚い犬」を見るような視線だったしさ。まあ、いずれにせよ、そいつが「最強の接着剤」なんだろうけど。

「無神経で粗雑=巨漢ドパルデュー⇔神経質で潔癖=無機質的美人マクダウェル」という構図は、ちょっと安易なタイプキャストかな。それはそれで『美女と野獣』にはじまる恋愛モノの王道だけどさ。

だから、この映画のドパルデューは『101回目のプロポーズ』の武田鉄矢とダブっちゃうんだよなあ。ドパルデューは欧米では「セクシー」と捉えられていうという点で、金八先生とは、かなりギャップはあるけどさ。

ところで、あまりにも雄弁で使いづらいエンヤの音楽がハマっているのは、今までのところこの映画だけ、って思う。

それにしても、この映画の「緑」の多用は、やっぱりタイトルにかけてるのかな?それもちょっと安直、というより、その発想が安直か(笑)。

(評価:★3)

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