コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] 妻は告白する(1961/日)

川口浩の大馬鹿者!
ぱーこ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







話は裁判モノで極限状況の選択だからそれなりにできている。小沢栄太郎がまったく学者っぽくない。鰐淵晴子が学級委員女子みたいで若尾と対決するのはバランスが悪い。川口浩が何の葛藤もないぼんぼんで人の良さもない。ひとり若尾文子が突出、すばらしい。

白黒画面で顔の白さが際立つ。照明がすごかった。こんなきれいな女(28歳の設定)に迫られて保険金で墓立てるだのやっぱり先生を殺したんですねだの寝言を言ってんじゃない。2年に一度でもいい会ってください、とまで言わせるんじゃない。判決が出るまで逢引しておいて、無罪になったらこりゃ一緒に罪人街道まっしぐらしかないではないか。それからーこころの世界だよ。

というわけで川口浩は大馬鹿ものです。たった一度しか「彩子」と言えなくて、あとずっと奥さんだもんな。ま、計算されたセリフだけど。世間を敵に回して若尾文子と突っ走ってみたいな。いいもの見せてくれました。

(評価:★4)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。