[コメント] PLANET OF THE APES/猿の惑星(2001/米)
ティム・バートンらしさが希薄。ソツのない娯楽映画。ラストの衝撃もなし。
オッサン世代というべきなのか、どのシーンでも旧作が浮かんできて比較してしまう。リ・イマジネーションといいつつもやっぱり共通点は多いので。 前作のようなある種哲学っぽい雰囲気はなく、ストーリーの進み方は倍くらい速い。じっくり見せる場面は皆無。
ティム・バートンらしさはやっぱりセットの人工ぽさで、猿の街の夜の引きの絵などはモロに感じ出てる。しかし、プロデューサーが御大ザナックということで、今回は好き放題趣味の世界は作れなかったみたいだ。「バットマン」や「スリーピー・ホロウ」のダークな人工美を期待したが、まるでなんとかエメリッヒかと思うほどフツーに近い。だいたいM・ウォールバーグを使うこと自体がバートンぽくない。彼が画面に出ているだけでフツー度が増してしまう。
役者的にはもちろんティム・ロスの独壇場。さすがだった。
今回のメイクは意識的にか、リアルな猿っぽくはない。好みの別れるところだが、私は女猿メイクがイヤだった。 良かったのはアクション。ワイヤー使ってスピード感倍増。 殴り合いはかなりの迫力。あれだけ殴られてどーしてマーク君は無事なのか?
旧作の残像が残るオヤジには消化不良な娯楽映画。もしかしてティム・ロスのオヤジ役はヘストン?
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