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[コメント] PLANET OF THE APES/猿の惑星(2001/米)

思ったより全然面白い。娯楽作として及第点。猿と歩いていてもウォルバーグは全然違和感ないっすね。その他思った事
ミュージカラー★梨音令嬢

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







私の中でこういう映画はティム・バートンのイメージじゃなかったのですが、夜のおどろおどろしい雰囲気とその夜に映える建物の造形はバートンワールド全開でした。猿の惑星に自分の世界を盛り込むとは、さすがですね。

それが功を奏したのか、あの偉大なる名作『猿の惑星』にとらわれない作りで楽しめました。リ・イマジネーションという監督の言葉に偽りなしというところでしょうか?これで変に本家を意識したりしたらもっと最悪なものになっていたでしょう。確かに、描写が雑で書ききれていないところも多々あるのですが、娯楽作としては十分楽しめます。

特に面白いと思ったのは「猿のより猿っぽい人間らしさ」でしょうか?ややこしいのですが、猿が猿らしいなという動きをしている反面、また人間らしさも感じるという事です。「猿人ってこうなのかな?」という想像も働きます。特にラストの戦いでの素手の殴り合い!青春友情ドラマのお約束を猿が心得ているなんて面白くないですか?(笑)。テレビもないのに……。女性の強さも時代を感じます(笑)。 猿の激しい動き(好きなんですワイヤーアクション)や猛々しさなんて獣らしくていいと思いました。

しかしティム・ロスはすごい。あの獣っぽさは名演技でした。メイクのせいもあるでしょうが感心です。というか、私はメイクをされたらティム・ロスだかクラーク・ダンカンだか見分けがつきませんでした。ヘストンもいたりして!ウォルバーグも猿に見えてたりして…。

そしてあのラスト!お約束!いかにも娯楽作で結構ツボです。猿が人間の服を着てしまったら、もうウォルバーグと見分けつきません(笑)。

私はこの作品を本家と比べようとは思いません。それぐらいよくできていたと思います。他のリメイク作品と比べても全然いいです。これは努力賞あげちゃいます。ただ、やっぱりすごいのは本家の方です。あの衝撃はどう考えても越えれません。

長くなりました。ここまで読ん下さった方、有難う御座います!

(評価:★4)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)らいてふ[*]

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