「俗人どもめ」とか、「わたしはこんなもんじゃない」とか、「わたしは特別よ」とか、そんな風に思うのは良く解る話。

しかしながら、心に思うだけで我慢してたらええけれど、実際の言動で人を不快にさせ続けるこんな娘に共感出来る訳が無い。

レベッカもこんな娘とよく仲良く出来るもんだ。

本当にヤな娘だけれど、（イケてるかどうかは別にして）色んな格好をしてたところが好感持てたし、最後のシーモアとの絡みは若干可愛かったね。映画として客観的に観たらおもろい娘なので実は好き。

内容としては、ストーリーは淡々としながらも細かな演出で飽きず、色遣いやセットや小道具にも凝っており、音楽も良かった。所々に有るユーモアも、キャラクター設定も抜群で、それを演じる俳優陣も見事な存在感（特にブシェミが最高！）。

あ、そうそう「キモい」の字幕も良。

派手さは無いものの小気味良く、５点は付けられないけれど、最高の４点シネマ。