[コメント] ブロウ(2001/米)
なるほどこういった訴え方もあるのか。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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物語は、「ブロウ(麻薬)」の怖さや、それに関わる人の怖さに付いて全くといっていいほど触れていないので、ある男のサクセスストーリーのような展開。
しかも、麻薬臭の漂うジョニー・デップがジョージ・ユングという実在の大物麻薬ディーラーをかくも魅力的に演じているので、麻薬への危機感が薄い。この映画の登場人物は、ヤクが切れて泣き叫んだりしない。話題が話題だけに、「いいのかなぁ。」という思いで観ていた。
ユングは、パン屋がパンを売るように麻薬を売る。売られた麻薬で人がどんな不幸な道を歩むかといったような事は全く考えない。需要があるから供給する。それの何が悪いのかが分からない。といった感覚だ。
その結果、家族を失ってしまった。孤独に身を置く自分のようになりたかないだろう。だから大金のため、違法な事をしてはいけない。
彼は、説教臭く「ヤクは危険だから使うな」と言わない。「大事な家族を失い、孤独になった俺のようになりたくなかったら、こんな事に手を出さない事だな」と静かに訴えたのだろう。
麻薬撲滅を熱く訴える方法もあれば、孤独な男の生涯で静かに訴える方法あるのだと、軽いジャブを受け、ジワジワと効いてくるような感覚を受けた。
(評価:)
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