『インディージョーンズ』から『スプリガン』までを射程に捉えたトレジャー･ハントのワクワク感、ジョン･ウーが『マトリックス』を撮ったようなハイパーでアッパーなサーカスティック･アクションのスリル、ミサイルの如く突き出たパイオツをブルンブルン乱れ揺らしながら、２丁拳銃をビシっとキメる姉御肌のアンジェリーナ･ジョリーのカッコの良さ。すべてがグローバルスタンダード(？！)のおもしろさ。

ただ。結局｢ファザコンのお話｣にしちゃうのはどうなんだろう？せっかくの極楽エンタテイメントなんだから、トラウマ的な要素はナシにして欲しかった。でも、アンジェリーナの実父ジョン･ボイドの｢特別出演｣がネタになってるからしょうがないと言えばしょうがないか。