角川映画が青春時代でした。月刊バラエティで原田知世と薬師丸ひろ子の姉妹対談をワクワクしながら読んだ世代です。この映画は高校時代に観て大学時代に下宿の部屋にポスターを貼っていたという思い出の作品です。今回ＤＶＤレンタルで見直して知世タンのかわいさに参ってしまっているところです。部屋に「オズの魔法使い」のポスターを発見しました。

　特撮に味があって素晴らしい。実験室で気絶する場面の時間の（彼女の主観的）描写の秀逸さ。色が抜けた不思議な画面。タイムリープする場面のコマ撮りの面白さ。振り子時計の中を知世が走る！美術が素晴らしいんです。高柳良一が植物採集をしているガケの景色は木村威夫かと見紛うばかりでした。ラストで全部ジグソーパズルみたいに上手く辻褄が合うのも気持良かったです。