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[コメント] トレーニング・デイ(2001/米)

わたしなら、アロンゾを信じてついていってしまうでしょう。ジェイクはえらい。デンゼル・ワシントンイーサン・ホークががっぷり四つ、という感じ。しかし複雑なお話しが好きな人にはお勧めできない。
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 最後までアロンゾ(デンゼル・ワシントン)を信じてました・・・。だから終わりのところでは「え?そうだったの?」とあっけにとられた感じ。

 それはきっと、私が個人的にデンゼル・ワシントンの大ファンだから、無条件にアロンゾを信じていたからだとおもう。それともうひとつ。「もっと複雑なストーリー展開なのでは」と頭の片隅で疑ってかかっていたからでしょう。その期待が外れてしまったので、大好きなデンゼル・ワシントンの作品ではありますが、評価としては2。複雑なストーリー展開、あっといわせる結末、サプライズを映画に求める、という方にはお勧めできません。(私にはまた別の意味でサプライズでしたが)

 ルーキーとそのボス、という間柄を二人はすばらしくリアルに再現していると思います。そういう意味では非常に質がよい映画だし、見ていてしらけることもありません。なかなかイイ。

 しかし、この映画でデンゼル・ワシントンが主演男優賞というのは・・・なんかほかの要素が働いたのかとしか思えないですねー。1ファンとして、『戦火の勇気』とか『ペリカン文書』などに共通するような、「誠実さ」(そう、デンゼル・ワシントンはそういう人物を演じるとハマル)を期待してしまうんですが、そういう期待をきっちり裏切るほど、ワルを演じたという意味では成功しているのではないでしょうか。そこが評価されたのだろうか・・・。私にとってはかなり謎というかしっくりこないです。

 イーサン・ホークはこれまで線が細い感じであまり好きではなかったのですが、この映画では一見情けなさげでありながらきちんと筋のとおったまっとうな警官をよく演じておられるとおもいます。彼のおかげでこの映画がよりリアルでしまったものになったように思われます。

(評価:★2)

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