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[コメント] ハリー・ポッターと賢者の石(2001/英=米)

原作が面白かっただけに、正直言って失望した。3次元的な空間を描き出す映像の面白さはあったものの、中途半端に内容を圧縮した為、ストーリー展開が速すぎて抑揚が無く、感情描写が伝わり難い作品になってしまった。監督の才能が無い。
Pino☆

 原作は、英語のペーパーバックで読んだ。感想を一言で言えば、”驚き”である。ハリー・ポッターは、子供向けの話と侮れない作品なのだ。J・K・ローリングは本当に素晴らしい作家である。特にストーリー・テリングの上手さと感情表現の豊かさには感銘を受けた。

 そんなわけで、私はハリ・ポタにすっかり夢中になり、英語が苦手の私でも、一気に読み進めることができた(それでも、1ヶ月弱かかったのだが・・・。ちなみに、後で翻訳本も読んだのだが、原書ほど面白くなかった。J・K・ローリングは、かなり優しい文章表現をするので、もし英語嫌いで無ければ、是非原書を読むことをお勧めする)。

 偉大な原作に負けてしまった映画は沢山ある。ハリ・ポタも、その1つだろうという予想から、映画版には、余り期待していなかった。

 だが、原作を英語で読んでいたので、本作は最初から、自分の理解力を補完する意味でも、字幕を頼りにせず、オリジナルの映画を堪能しようと心に決めていた。そう、英会話の練習にしようと思っていたのだ。

 しかーし、大失敗!! 何と、こともあろうに、吹き替え版を選択してしまったのだ・・・。

 ぴあによると、私が行った某オンボロ映画館(もう2度と行かない。シネコンの方が全然良い。)は、英語字幕版を上映することになっているのだが、なんと、冬休み期間中だけ、「字幕→吹き替え→字幕→吹き替え」という形で交互に上映する(余計な)子供向けサービスを実施していたのだ。

 そうとも知らず、私は、座って見たいがために、わざわざ時間待ちをしてまで、回をずらしてしまった。沢山の子供達に囲まれて見た吹き替え版ハリポタは、予想以上に楽しめなかった。映画の評価は☆2つだが、自分のバカさ加減に☆1以下だった・・・。

(評価:★2)

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