[コメント] 夜になるまえに(2000/米)
予告編は本編よりも簡潔詩的(だったかもしれない)。☆☆☆
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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殺されるんだな。無惨に殺されるところまでがこのひとの人生ということなのでは。
裸でからっぽで、それゆえに世界の豊穣をそのままに生きていた魂が、この世の意味に揉まれ塗れて“そのひと”の魂となってこの世から消え去るまで。存在することの孤独そのものは変わりはしないが、生きられる孤独の意味は人生の中で否応なく変質していく。詩作する人は、人生のはじめの豊かな孤独をしっているのでなければならないが、そこに居続けることができるのであれば、彼は詩作しようとはしないだろう。
予告編には、散文詩的なイメージの喚起力があった。だから見た。(「イメージの喚起力」なんていう言葉をあてたくなる限り、それは映画というよりは、映像作品なのかもしれないけれど。)
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