なぜかというとクライマックスの屋上のシーンですべて説明してくれちゃうから、オリジナルでのようなハラハラドキドキ感がない。「ちょっと待てこれはリアルだ」と忠告してくれる人の存在も、混乱させるためではなく（オリジナルでは混乱させられた）、結局「リアルではない」ことを証明するための存在になってしまっている。

キャメロン・ディアスが嫌な感じ、かつ怖くて良い。それから、セックスシーンが浮いてないと思った。大抵「サービスショットみたいで浮いてるなあ」と思うのが、突出してなくて流れに沿ってなだらかに組み込まれてた。

『オープン・ユア・アイズ』の細かいところを忘れちゃっているので、みなおしてから改めて比べてみたい気もするけど、好みは断然『オープン・ユア・アイズ』のほうです。

あちらに4点を付けたので、差をつけるために3点を付けておくが、3.5点。