[コメント] バニラ・スカイ(2001/米)
この映画を映画館で見られたことに、感謝するしかない。まさに奇跡のような映画だ!
率直に言うと、「面白い」映画ではなかった。でも何だろう、この見終わった後の充実感は!?「バニラ・スカイ」を見ながら、自分はトム・クルーズになり切った。キャメロン・ディアスを愛し、ペネロペ・クルスを愛した。そして映画の中の彼同様、悪夢のような体験をした。映画とは、その時間を主人公と共有できる魔法のようなもの。目をそむけたいものもあれば、思わず映画の世界から出たくなくなる快感もある。「バニラ・スカイ」にはその両方がある。人間とは、身近な幸せほど気づきにくく、苦痛ほど過剰に感じてしまう生き物だ。どちらをより多く感じとるかは、人間によって違う。映画の中のトム・クルーズは、結果幸せへの道を見出せた。良かったと思うし、そうありたいと思う。映画は現実とは別物で、そう上手くいくものではない。いいじゃない、それで!2時間15分の夢に過ぎないけど、一生分の思い出になるんだから。
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