シネスケはコメントが高い評価から低い評価の順番に、上から下に並んでいるので、順番に読んでいくと、テレビ朝日「格付けしあう女たち」と同じような感じが味わえます。大体いつも高めの評価をするコメンテーターさんや、比較的評点の辛いコメンテーターさんがいて、それがコメンテーターさんの個性のように感じられて、読む時の楽しみの一つとなっております。

ということで、いつものように上から下へ読んでいきますと「あの映画」「口に出してはいけないあの映画」といった表現が多く、やはり私も同じ映画を思い浮かべました。逆の方もいらっしゃいますが、私は「あの映画」の方が高い評価になります。理由は、同じ愛の映画でありながら、「あの映画」の妻への愛・親子の愛がこの映画の親子の愛に比べて真実味がやや強かったように思えたからです。特に妻への愛に関しては涙が出るほど共感できました。そしてそれははっきりと前面に出ていました。反対にこちらは、真実を知る時の驚愕の為のスパイス扱いだったように思えます。