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[コメント] ロミオ&ジュリエット(1996/米)

クレア・デーンズ可愛い!ラストは分かっているのに「頼む〜」と心で祈ってしまった。ラストのレオ太の表情はえらいグッとくる。だが
ミュージカラー★梨音令嬢

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

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映画自体の評価は決して高くはできないかな……。現代風にすると、シェイクスピアの色鮮やかで回りくどい言い回しで情熱的で高貴に見えた恋愛劇が、一気に軽薄な電撃結婚に大変身。若者が突っ走ってるだけにしか見えない。しかも冗長な台詞はそのまま。「おお〜ロミオ!どうして貴方はロミオ?」この不自然な台詞を現代風に置き換える事も現代劇化の大切な役目なのでは?これじゃ、劇団が普段着のままビデオカメラの前で演劇してるようだ。コメディに見えても仕方ない。素早い映像で回りくどい台詞だと、素早くもなく、ゆっくりでもなく、なのに異常に展開の早い中途半端で居心地の悪い映像に置いていかれてしまって苛立ちが募る部分も……。スタイリッシュにも現代版にもなり損ねた映画という感じ。こうなったら思い切ってハッピーエンドにしちまうぐらいの意気込みは欲しかった(そういうのは色々問題ありそうだが…)。やっぱバズ・ラーマンなら『ムーラン・ルージュ』が素晴らしいから、つい比べてしまう。アイドル映画として見れば、あまり抵抗ないかも。

しかし、やっぱりこの時のレオ太は若くて可愛くて美しい。最初見た時は、クレアの容姿が際立って美しく見えたが、2回目を見るとクレアがキレイなのは水槽のシーンだけで、他はそうキレイとは思えなかった。全体を通してレオ太の方が繊細で激しくて切なくて美しく思える。あの透き通るように青い瞳と無邪気な表情は最高に素敵。今のレオ太は太ったり、年取ったり、シワが増えたりして切ないけど……。レオ太痩せたと思ってもまだ小デブちゃんだもんな…。

まあ、クレアの可愛さとレオ太の美しさは見る価値アリなので、それだけの点数かな…。ああいう恋愛には憧れはするけども。

(評価:★4)

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