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[コメント] ヴィドック(2001/仏)

記者「監督!どこに力を入れましたか?」 監督「やはり映像ですね。脚本はケチったけど・・」
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







監督はあのピトフです。ってどのピトフや!そうです、私はチラシ見るまで何も知らなかった。なにぃ!?この人なら素晴らしい映像が見れるはずだ!ストーリーは期待するま。っと勝手に決め付けて観に行ったら見事に的中。

このダークな映像がなんともいえませんね。素晴らしい映像だ。期待以上の映像だった。 ここで皆さんに質問。あなたはどの映像が素直にすごいと思えますか?

A「この映画のようにどこまでもすごいCG」 B「『パール・ハーバー』のように爆発の連続のなかにもすごいCGが混ざっているもの」 C「『ソード・フィッシュ』のようにテロ直後にもかかわらずビルに突っ込むバス」

私はAよりもBの映像が好きだ。 どうでも良い話でした。

さてこの映画、見事に不気味な雰囲気だしてません。ものすごく不気味。金をかけてものすごい不気味な世界を出している。けどココまで映像を追求しなくてもダークな世界観は出せるはず。つまりこの監督、映像で見せることしかできない。やはり期待通りの映画だ。

音楽微妙ですね。合ってるのか合ってないのか。かなり微妙。聞いても別にそのアクションシーンで盛り上がりもしなかった。

さて、音楽だけが原因でしょうか?おそらくこの映画の最大の失敗は「カメラ」にあると思います。どれだけ速いアクションシーンでもそれ以上に早く動くカメラで撮影したらなにやってるかわかるわけない。アクションシーンだけ見たら☆一つも上げれませんね。

私立探偵のヴィドックもハンサムなおじさまかと思いきや中年太りのデブなおっさん。

さらに犯人を追い詰める罠も超B級。犯人の正体が伝奇小説化ってのもちょちB級。やはり脚本ケチったな・・・。

そして雷を利用して殺す方法。こちらのアイデアもまたB級。どこまでもB級を追求したのかな?と思う。こんな手口じゃ笑いがでそうです。

しかし女性の殺し方だけは一級の猟奇殺人犯。なんなんだこの犯人は。

結局犯人は死んだのか?死体も見せずに謎のまま終わらすのか?こっちは不完全燃焼。

見てて退屈すぎる、別の意味で素晴らしい映画。

部分的に点数をつけると

カメラ・・・1  音楽・・・3  映像・・・4  ダーク度・・・5 ってな感じでしょう。あっ、脚本は1点です。

ちなみに映画見てるときマナーの悪い人がいました。後ろで椅子ガンガンけってくる、横のカップルは予告編の時話してる。皆マナー悪いな・・。

まずカップルに一言「たかが予告編、されど予告編」

そして後ろで椅子を蹴るのは中学生。うわー喧嘩売られた。しかもそやつらエンドロールになるとさっさと劇場出やがった。くわー殴らせろ!見てて気が散る!

(評価:★2)

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このコメントを気に入った人達 (1 人)ジャイアント白田

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