[コメント] 仄暗い水の底から(2001/日)
何回か見て見方が変わってきた。恐いのは人間。心無い人間の所為である。そしてこの映画は、単なるホラーではなく強い愛情の物語だ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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美津子はその不遇さ故に、愛する我が子を必死に守ろうとする強い母親の愛情に嫉妬し、子供の座を奪って自分のものにしたかった。しかし、ラスト。エレベータの中で、抱きしめていた郁子を思わず手放してしまう淑美。その瞬間に≪郁子と美津子は入れ替わった≫(最初は郁子に化けていたのだと思った)美津子は子供を手放してしまったダメな母親に対する怒りの塊となって淑美に襲いかかる!「おまえも子供ホッタラカシよったなぁぁぁ!」ってなとこなのだろうか。 首を締められながら淑美は考えた。私が手を離さなければ育子と一緒にいられたの?でもそれではずっと郁子が狙われてしまう。そしてこれからも私は郁子に寂しい思いをさせてしまうかもしれない。郁子には父親がいる。でもこの子にはもう誰もいない。思えば私がいけなかった。私さえしっかりしていれば、こんなことにはならなかったのかも。ごめんなさいね、私が、ママよ。。。あなたに寂しい思いをさせた、ダメなママよ、ゴメンナサイネ。。
無償の愛により浄化された不浄なるものの想い。最後に郁子を押しやる大水は、母からの最後のメッセージであり悔恨の大粒の涙なのである。 さぁ行くのよ郁子、こんな母親でごめんなさいね。あなたさえ居ればそれでいい、あなたは私の心にずっと生きつづける。あなたに愛されて、幸せでした。
許してね。
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