[コメント] レイン(2000/タイ)
人を殺める事を生業とした耳の聞こえないある青年の思い出。耳に残るのは切ないメロディ、眼に残るのは鮮やかに滴る血液。色は赤を超え黒に近く・・・
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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雨は良いね『雨音』、『雨の匂い』、ラストシーンで使われた『スローモーションの雨』、どれも印象的。耳の聞こえないコンが優しい雨音に包まれ雨の匂いが血生臭さを消して、雫のような雨が全てを洗い流してくれる。
フォンは最後に何て言ってたんだろうね、超気になる。コンに聞こえるのは骨を通して全身に響く銃の「ダンッ!」という衝撃だけなんだろうね、悲しいねこりゃ。
コンはフォンと一緒に居る時は自分の身に染み付いた血生臭さを忘れる事が出来たんだろうね、全てを包んで洗い流してくれるあの雨のように。
コンとフォンの愛の描き方が足りないという感じを受けたがひょっとしたらコンの一方的な片想いだったんじゃないかと思う、フォンは単なるお友達としか・・・。熱があるコンにも親切にしてくれたし、家にまで連れてきたりしたもんね。単なる優しい女の子という印象が強いなぁ。となると余計にコンの気持ちが切なくなる。まぁどっちにしろ絶対的な掘り下げ方が足りないのは否めない。
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あ、ばあちゃんボケかましすぎ。うちのばあちゃん見てるみたいだったよ
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