[コメント] マイ・ガール(1991/米)
西洋柳のある水辺で。少女と少年はキスをした。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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まず、「腕で練習」してから、「3つ数えて」。 「1」、「2」、「2つ半」、「3」。 二つ半! 大人でもないがもう幼い子供でもない女の子=「my girl」の、微妙さを鮮烈に表しました。
キスの後、「何か言ってよ」ってセリフは大人の女=Ladyぽいのに、少年が「星条旗への忠誠を誓います」っていうアメリカの小学生らしい照れ隠しをすると、胸に手を当てて唱和しちゃう。この辺は小学生の女の子=Kids。 柳の木の下で、キスもするけど、木登りもしちゃう。 だから二つ半。
少年が不慮の死を遂げた後、少女は一人で柳の木に登ります。 泣きながら少年の遺体に向かって「もう木に登れないのね」と言って家を飛び出した少女は、二人して遊んだ記憶をたどるかのように、幹を這い登ります。 真下は、水辺です。 手を離したら、落ちてしまうのは確実です。 彼女は、生と死のはざまで、少年との思い出を反芻したのでしょう。
きっと彼女はもう木には登らないだろう、なぜかそんな気がします。
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