[コメント] バスを待ちながら(2000/独=仏=スペイン=キューバ=メキシコ)
こんな話を考えるのも、こんな話に乗ってしまうのも、ラテンの血が騒ぐからなのか。Muy bien! Reviewは壮絶ネタバレ注意。[シネ・アミューズ・イースト]
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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夢オチだと分かった時は「おー!?」と思ったが、その後の展開がまた味わい深かった。
夢の中ではみんな居残りたがっていたのが、夢から覚めてみるとそう理想的なことはあり得ない。内心心残りはあったのだろうが、全員粛々と待合所を去っていき、ジャクリーンはエミリオと別れる。そしてエミリオも、やはり心残りはあってもこの現実を受け入れる。
そこまでなら、「現実は厳しいよ、トホホ」で終わりだったのだが、やがてサンチアゴへ向かうエミリオが別のバス停で冷水機を修理するというラストがあったおかげで、そううまくいかない現実の中でも文字通り夢を持って生きていこうという前向きさが出た、いい話になったと思う。
こういう夢なら、いつでも見ていたいもんですね。
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