コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] マルホランド・ドライブ(2001/米=仏)

すべては気分、気分。で、頭に残るは、ナオミ・ワッツの演技のうまさ。結局こんな下世話なところで納得しているというのも、ちとなさけないが。。。
mfjt

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







一人称と三人称が交互に現れるカメラ。劇中劇なのに現実と区別のできない演技。このあたりからすでに後半のひねくれた世界が投影されている。

テープを戻して途中からもう一度見直してしまったが、睡眠不足の頭では、考えるだけかったるい。自分も少し年取ったなあと感じてしまった一瞬。

さて、気を取り直して日常生活に戻りますか。

あ、これって巻き込まれホラーじゃないの?

------追記--------

前半が夢だと言う皆さんのコメントを見て、睡眠を十分に取って、見直してみました。 はい、それで正解だと思います。理由は、以下のとおりです。

- カメラの人称のゆれは、前半のみにある

- 筋の非論理性も、前半のみにある

- 後半のキャラクターの投影が、前半の登場人物に顕著

- 願望の投影が顕著

- 前半に見られるシチュエーションの唐突さと断片性は、夢の特質

- 後半の不条理性は、ダイアンの精神がおかしくなっていると言うことのみに限定

- 後半はフラッシュバックも筋がとおっている

というわけで、またもう一度見たくなる映画。リンチにはまんまとはめられたね。

(評価:★5)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。