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[コメント] ビューティフル・マインド(2001/米)

ジェニファー・コネリーラッセル・クロウのビューティフルカップル。。。あっ、エド・ハリス帽子ではげ隠してる・・・ 2002年4月1日。エイプリルフール劇場鑑賞
ねこすけ

みんなきいてきいて!今日はエープリルフールだよ!

どうもねこすけです。

最近アカデミー賞の発表で作品賞『ビューティフル・マインド』。監督賞ロン・ハワード(『ビューティフル・マインド』)が受賞。

んまぁこの映画見る限りアカデミー賞も節穴じゃないと分かった。だが、しかしだよ、しかし・・・。どうも今年のアカデミー賞はねこすけのお口に(お目目に)合わないらしい。

ムーランルージュ』も確かに面白いけど、なぁんか何かが足りなかったし、『ブラックホーク・ダウン』に至っては、真実を描いてない地点で終わってる。後は『アイ・アム・サム』だね。

けど『ビューティフル・マインド』確かに悪い映画じゃない。ってかこの映画批判するとジョン・ナッシュってえらーい人の人生を侮辱(?)する事になるかもしれないから、ストーリーとかについては何も言わない。

言うならばストーリー(と、いうかこの映画の企画)は最高。ラストシーンでもう一ひねりあったら泣いてるところだった。

だけど、場面がころころ変わって、さっさと1年後になる。あの「宇宙の広さは?」のシーンに至っては、話が終わればさっさと結婚式。

これってあり?俺は恋愛部分とサスペンス部分、そして最大の見せ場、助け合いの部分全て見たくて見に行ったのに、サスペンス部分は良し、助け合い部分は↓で語ります。けど恋愛部分が一番つまらなかった。

なにか他のナッシュの苦悩を描くことばかり考えて美しい話なのに、”愛”っていうこの映画の影にある根本的なものの生まれる過程が中途半端。

いきなりオフィスに現れては「お食事はなさるんでしょ?」ときたもんだ。

ナッシュは彼女に一目惚れしたのはよくわかる。だけどなぜ彼女がナッシュに惹かれたのか?そこら辺りがなんとなーく中途半端な気がしてならない。

結婚式までの道のりがかなり省略されていたのが何か残念。

さて、助け合い部分。助けあってるのか?確かに助け合っている。病院で苦痛の治療を受けるナッシュ、それを悲しく見守る妻。

ラッセル・クロウジェニファー・コネリ―の演技も凄いし、なんと言ってもこの夫婦の苦悩がきちんと描けていた。

最近こういう心理描写を期待して見に行った作品に限って中途半端が多かっただけ、かなり満足。

つまり助け合い部分も合格、どころか、最高!!演技と演出(脚本かな?)によって生み出される心理画写、こんな見事なのは滅多に見れないと思う。

ただねこすけはマッチョなお方が大好き。

勿論そのマッチョの中にいかつい彼、ラッセル・クロウも入ってます。

自分は『L.A.コンフィデンシャル』でこの人を始めてみて一瞬で虜☆こんなかっこよくていかついマッチョって思いました。

だけどこの映画でイメージをガラっと変え、今度はひ弱なおっさん。なんて演技力・・・。素晴らしい、素晴らしいとしか言いようがない。

エド・ハリスもしっかりハゲ隠してるし・・・。

だけど何?この作品かなりいいはずなのに、なぜ?恋愛部分が自分にとって中途半端だったから?『ムーランルージュ』を観た後みたいな、「面白い」んだけど「なにかたりない」って気がかなり残ってしまう。

この映画に何がたりないのか?たりないものなどあるのか?なぜだ?ねこすけの苦悩はまだまだ続く・・・・(ってぉぃぉぃ^^;)

見る前は勝手に独断と偏見で「へっ、アカデミー賞がなんだ!どうせアカデミー賞のすきそうな映画作って受賞したS監督みたいな映画なんだろ」とか思ったり「ダーレン・アロノフスキー監督の『π』みたいに、数学な世界・・、ってことはパクリか?」とか勝手に解釈してたわけだけどまぁ、そういう独断と偏見があっても楽しめる映画だから、絶対に悪い作品ではないのに・・・

なぜ?

映像・・・4☆☆☆☆(あの星座のシーンはロマンチックだった・・・うっとり・・) 音楽・・・3☆☆☆ ラッセル&ジェニファー・・・5☆☆☆☆☆ エド・ハリス・・・1☆(ハゲ隠すな!まぁ画さなきゃ妖しいおっさんにならないけど・・・)

総合・・・3☆☆☆

ちなみにジョン・ナッシュ(ラッセル・クロウ)が赤ちゃんを抱いて赤ちゃんが泣いてるシーンでラッセルの太い腕に抱かれてるわけだし、絞め殺してるのと違うか?とか思ってしまいましたが(笑)

この映画のキャッチコピーは『スネーク・アイズ』のキャッチコピーが良く似合いますね

「見るもの全てを信じるな」

(評価:★3)

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