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[コメント] ハッシュ!(2001/日)

あのボーリングって主人公達を表しているとしたら? 2002年6月30日劇場鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







あのボーリングは主人公達を表現していたのかな?ストライクと取って、喜ぶ二人、朝子だけガーター。朝子だけ?しかもボールは途中で曲がってそのままがたん。

う〜ん、ひねくれてるってことか?(笑)

いや、もうホントうけるんですけど、この人たち。なんかこんな幸せというか、ほんのりできた気分になれた映画は『アメリ』以来だよ♪

前半まで、主人公達がそれぞれすれ違っていく。「あれ?この二人はカップrj無かったの?」って思ってたら、カップルになる。

話は、日常から日常へ。

すれ違う様をみせて、だんだん三人が心を通わせて行く様子はかなり面白い。と、いうか爽やか(?)。

最初はあれだけ嫌がってたのに、ラスト付近では一緒に買い物にいったりしてる。

なんか、こう・・なんていうのかね?どう表現すればいいのかな?よくわからないけど、イイんだよ。

と、いうか話自体面白いと思うけど、俺はこの映画の「台詞」が好き。

「やっぱコップとかにいれるのかな?それで死なないのかな?酸化しちゃうとか」だとか、「やっぱコップ冷やしといた方がいいのかな?」「あのね・・・ビール飲むんじゃないんだからね」なんて傑作!予告じゃ別にそこまで笑わなかったけど本編ではもう笑う笑う。

蕎麦屋での普通の会話、主人公達の優しさ、そして脇役の人たち。もう皆最高。

そしてあの兄貴の家族。あれが現実って物なのか?

亭主が死ねばいるものだけとって、あとは家取り壊してさっさと引越し。そしてその家・・・自分がいままで生きてきて、井戸に青いインク投げたりした、小さい頃の思い出・・・そして先祖や、両親の思い出・・・仏壇が有る家ですら、軽々と取り壊して逃げていく女。

それを悲しそうに見つめる勝裕。

人生ってなんなんだろう?そうやって結婚しても、これが現実というものなのか?

朝子のいう事に少しずつ理解がもててきたのか?

なんて真剣に、真剣に、考えてるうちにまた笑いが生まれる。もうなんて最高な映画なんだ!ビバ『ハッシュ!』!

ラストシーン、朝子のあの一言で俺はエンドロール中笑顔だった。

音楽・・・5☆☆☆☆☆ 笑い・・・5☆☆☆☆☆

総合・・・・5☆☆☆☆☆

(評価:★5)

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