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[コメント] 友へ チング(2001/韓国)

見慣れない韓国映画に、始めは名前と顔を一致させるのに一苦労し、やっと掴めてきたと思ったら、何の面影もない高校時代になったんで、見てる間2回も顔と名前の一致に苦労した。
はっぴぃ・まにあ

 ところで韓国映画では『JSA』とこの作品しか見ていない私が偉そうに韓国映画について語るべきではないのだが、韓国と日本って、国家間レベルだけでなく個人的な感情の上でもいろいろとスマートにいかないところが現実としてあると思う。

 それについて批判するつもりはないし、もし他の意見があるとしてもそのようなことはこのサイトの主旨とはあまり関係ないので略するとしよう。

 どちらにしても、この映画で、韓国と日本の関係について多からず少なからず掘り下げて考察してみた人は多いんじゃないか。もちろん、日韓関係のことはこの映画のテーマには直接的にも間接的にも全く含まれてはいない。

 私がとても感じたのは、韓国人と日本人って「感覚」というか、「テンポ」というか、言葉にするのは難しいけれどもそういうものが極めて似てるんだということ。  この映画を好きだと思わない人もいるだろう。それは当然のことだ。映画を見てどう思うかは十人十色であって、それは個人レベルでも人種レベルでも勝手にカテゴライズしたり押し付けたりするものでは決してない。  しかし、映像やストーリー展開やスパイスの効かせ方など、やはり「持っていき方」がとても日本人に受ける、言い換えると日本人ととても似た感覚があるんだろうと思う。具体的にどうとか言えないところがもどかしいんだけれど、例えば『少林サッカー』なんて作っちゃう中国人に比べて、韓国人と日本人の、血の上での類似感を感じた。

 この映画はとにかく絶品だった!!とは思わないけれども、地球儀を見て日本の裏に位置するようなアメリカやヨーロッパにばっかり思いを馳せ、隣の韓国になんら見向きもしない多くの日本人に見て欲しいという思いを込めて5点をつけます。

(評価:★5)

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このコメントを気に入った人達 (3 人)poNchi[*] ことは[*] makoto7774[*]

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