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[コメント] 「女の小箱」より 夫が見た(1964/日)

不可逆性のある脚本が増村の濃厚な演出と相性抜群。人物と人物の間隔が非常に狭く、また遮蔽物の利用やフレーミングの窮屈さがそれに拍車をかける。しかし、人物同士がきちんと目を合わせることは稀で若尾文子川崎敬三は夫婦であるにもかかわらず相手の顔をまともに見ようとすらしない。この関係は最初から破綻する運命にあったといえよう。
(★4 赤い戦車)

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