[コメント] 少林サッカー(2001/香港)
映画の雰囲気は昔のスポ根漫画のノリである。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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カンフー・サッカー映画。
映画の雰囲気は昔のスポ根漫画のノリで、蹴った勢いで炎に包まれるサッカーボールや蹴ったボールで選手をボーリングのピンみたいに弾き飛ばしたりするなど、随所にデフォルメされた描写が目を引く。
ストーリーも完全にスポ根路線だが、特殊機能を持つキャラクター達の能力がきちんとサッカーの場で発揮できるように描かれており、さらに主人公だけでなく他の彼らにもそれぞれ活躍の場面を与え、最後には彼らの特殊技能が敵の選手によって破られるところまで描いており、このあたりの演出は盛り沢山で文句なし。
またCGを駆使して、デフォルメされたシーンも世界観にマッチしていて、違和感なく楽しめる。
ヒロインのムイ役ヴィッキー・チャオはあばた顔、厚化粧、丸坊主と一つとして、まともな顔のシーンがなかったが、よく頑張っていた。
不満な点があるとすれば、敵チームの方には独自の特殊技がなかったのと、試合中、やたらと味方一人対敵多数になるのに、他の味方選手が何もしないで味方がやられるのを見ているというのは、結束力のあるチームなのに不自然な気がした。
映画のテーマとしても少林寺拳法の普及という目的は貫かれており、最後まで楽しめるいい映画であった。
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