しかし、さすがに秘部はぼやけてよく分かりませんでした（笑）。

テンポ的には前半タルいところもありましたが、それを補って余りあるクライマックス。SFチックなCGもいいですが、ジム・キャリー『マスク』好きの私としてはこういうデフォルメを目的としたCG使用を断固支持します！

チャウ・シンチーは日本の漫画好きなんでしょうか。漫画「北斗の拳」「アストロ球団」「リングにかけろ」と、ドラマツルギー的にはほぼ同義。香港らしい明るさが加わっていて楽しく見せてもらいました。

ところで、この映画で一番感心したのがヒロインの描き方です。いつもの自分なら「デフォルメに徹底してほしい」などと言ったと思うのですが、さりげに優しい視点で描かれていて、それでいてしつこくない。これだけ強烈な映画の中で、ちゃんと両立しているのがいい。チャウ・シンチーは初見でしたが、いくつか見てみたいと思いました。