[コメント] スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃(2002/米)
スターウォーズ史上、最高の名シーンであり、最も心躍る場面はタイトルが出た瞬間だ。それを毎回見られるだけで、この映画の存在価値は標準を超えている。
が、複雑になったシナリオは混沌としすぎている。作品ごとの繋がりは非常に面白いのに、作品の中でのシークエンスの繋がりが、とっ散らかっている印象を受けた。そして、前三部作に比べて、終盤のカタルシスが弱すぎる。主人公たちの目的が変化し続けているからだと思う。次のエピソード3を睨みつつ創ったからだと思うが、この映画で発生した感情を、エピソード3で収めようという考え方はいけないはずだ。この映画が、スターウォーズという壮大な物語の中の通過点でしかないのなら、映画を見るという行為自体が馬鹿らしく思えてくる。
そうはいってもスターウォーズ。さすがの面白さ。C−3POが出てきた辺りから、もうどうでもよくなってくる。ジェダイ一人一人はそんなにかっこよくはないのだが、あれだけそろうと、僕の心理的なカタルシスは最高潮。物語は置いといて。そして、結局は皆さんと一緒です。つまり、ヨーダ。
この映画は、子供だましだ。それも最高級の。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (3 人) | [*] [*] [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。