[コメント] ニューヨークの恋人(2001/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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モミあげはなかったけれども、ヒュー・ジャックマンの公爵様は、ふと、『高慢と偏見』のMr.ダーシー(あー、また言っちゃった。コリンに怒られちゃうー)を髣髴とさせるエレガントさ。 英語のアクセントや、表情をあまり変えないことや、人形の兵隊みたいなお辞儀や、姿勢の良さなど。 とりわけ、彼の恵まれた体格とやさしい表情がその雰囲気にぴったりなのだった。笑うとちょっと口の端にしわができるところが猛烈によろしい。 出会いの場面で、ケイト(メグ・ライアン)のことを”職業婦人”などと呼び、ちょっとさげすんだ表情をちらりと見せるなど、”19世紀の貴族”になりすましていた。
でも、なんで、最初っから最後までお疲れモードのケイトに惹かれるんだろう。まあ、いいが。 白馬に乗ったデュークは、お姫様を21世紀の喧騒から救い出し、幸せに暮らすんだ。 二人は、結ばれる運命だったのらしいから。
時間の裂け目を発見したからには、”タイム・マシン”よりかは、安上がりだな。 ところで、人間、タイム・トラベルしても過去は変えちゃいけないんだって、昔『タイムトラベラー』っていうドラマ(少年ドラマシリーズね)で思い知らされたから、こういうハッピーな、時間旅行ドラマには、とてもとても違和感を感じる。おいおい、そんなカタイこと言うもんじゃないよぉ。はい、そうですね。
P.S.
これ、余談ですが。少年ドラマシリーズのいくつかはDVDになって復刻したようですね。上記の『タイムトラベラー』最終回の映像が復活するプロセスが、これまたドラマチック。
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