[コメント] ザ・リング(2002/米)
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だからこそ、アメリカでのヒットも頷ける。続編を製作しちゃうところも。「評価が高い=アメリカ人怖がっちゃいました」ということなんだろうが(極論)、これってやっぱり免疫が無かったからではないか…?そして裏返してみれば『リング』公開当時、免疫の無かった日本人が沢山いたように思える。
個人的には未だかつて『リング』を真剣に観たことが無く、もちろんシネスケには未採点。なので詳しく比較することは出来ず…残念。ただ一つだけ言うならば、結構意識して造られているなぁと感心してしまったこと。全編通して「青みをおびた画面」に固執している点も良い。これを機に、近いうちにじーっくり観てやろうと思います…
原作を支持する方の意見を拝見すると、やはり鈴木光司や中田秀夫の本質というものが別なところに存在していそうだ…という重要なことも気が付きました。ただ、設定であったりサマラの存在意義なんかを考えると、これまでのアメリカ映画ではあまり体験したことの無いような感覚…ということも感じるのですよ。この辺は難しい。比較対照がオリジナルになってしまうのは本当に仕方のないことですし。
客観的な感想として。前半はかなり予定調和。起こりうることに大方の予想が付き、ただそれをひたすら見せ付けられる感じだ。中盤あたりから、金のかかったハリウッド描写が続いていき、これはこれで飽きることは無い。後半〜ラストは非常に丁寧なネタばらしでかなりスッキリ。サマラ(さまらさまらさまr・・・・貞子か!)の意図が明確なのは良いね(怖いぞw)
ナオミ・ワッツ、がんばってます。あと坊やも。続編に期待。
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