[コメント] マトリックス リローデッド(2003/米)
前作の続編というよりそこはかとなくデビュー作の臭いがただよう。それはそれは美しい有色人種が多数出演。ただでさえアンプラグドな人間は少数派であるのに、ここザイオンでは白人こそがさらなるマイノリティに(...に見えた)。マイノリティ、すなわち疎外されがちな存在に対する愛情の表現が『バウンド』に通ずる。 ......なんてもっともらしいことを言いつつも、そもそもこの世界観と表現する方法論が実に自分にフィットし、好きなんだからしょうがないじゃないか。まったくもってスゴいんである。生きてるうちにこんな映画が観られるなんてワタシャなんて果報者。楽しめない人にはそりゃお気の毒。ニンマリとスクリーンと向き合い、始まるやモーフィアスのサングラスはどうやって顔にくっついているのかとか、にわかにドカティの996が欲しくなったなぁとか、ハリウッド映画は”評議会”だとか”元老院”だとかの設定が好きだなぁとか、ネオとモーフィアス達の乗る船の名前がどうしても覚えられないとか、ネオとスミスは実は親子なんじゃないか?とかアレコレ考えながら観るのが吉。
ヘタレなカンフーアクション?それが何か?。J・チェン映画のヒロインとのロマンスに、揺れる男女の感情の機微を求めるのがどうかしてるってもんだ。それにワタシにゃ十分にスゴい体捌きに見えます。
この映画は、一応娯楽アクションとして宣伝されてはいるし、そのつもりで見に行った人も多いことと思う。でも正直、無印と比較して、よりジャンル映画色がコアになってしまっているのだ。だから、ワタシのようにこのテのが好きな人にはタマランものがあるし、受け入れられない人にはまったくダメなんだろう。ワタシにとってアレがダメなように。
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