あの極限状況を体験して主人公がどう変わるのか、そこがポイントじゃないのか？

務めてた新聞社辞めされられて、タクシードライバーやってて、離婚歴有って、子供いて？

…なんとなく、そういう主人公の背景は読めた。が。

…だから、主人公はどう悩んでて、どうしたくて、どうなったのさ？

女との出会いから撮るから、女の悩みを主人公の状況とは別に描写しなきゃならないから、狂気に陥るところの時間が足りなくなるのではないか？私なら前妻を使うね。前妻使えば、その悩みは主人公の描写にもなるじゃないか。

記者という設定も活かされなさ過ぎ。単にトラブルメーカーの理由付けとして使ったのなら、もったいない！最後の新聞記事は彼の告発というよりも、一般ニュース報道だろうと思われるから、彼のジャーナリストとしての結論は出されていないわけだ。

(うーん、レビューは熱くなってもうた…)

しかし映画は“なんだかとてももったいない映画だ…”なーんてことを考えながら冷静に観てしまった。