[コメント] ドニー・ダーコ(2001/米)
教育の私物化と怪奇の恐怖を同列に扱う手際は懲悪をスムーズに進めながらも、政治とは無縁のはずの精神科医・物理教師・老女ら工学家たちを批評する。理詰めで世界を救おうとする彼らの営みがジェイク・ジレンホールに決定的な感化を与えてしまう。
社会小説の解像度は分岐した未来を悲恋に利用するリリカルSFの結末からジャンル臭を抜き去っている。
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