音楽がダメ。無理やり感動盛り上げでコレデモカコレデモカとうるさく鳴り続け、人物描写に至っては、ニック君の「育ちの良さ」っていうか、「（人間への認識が足りない）甘チャンボンボン」な部分ばかりが目立ってしまう。

なんか、アメリカの感動2時間サスペンステレビドラマってカンジか？？

脚本も穴だらけ。 世間の荒波に洗われ、ソコソコの人生経験を積んだ中年ババアの目（ワシ）から見れば、「普通の人間はそこでそーいう反応はしないよ」の連続で、ツッコミドコロ満載。

なんか、新しい種類の「オレサマ映画」を見たって気がする。 （それも下手に人道的？な作りのため、大声で批判すると怒られそうなカンジに作り手の「天然のあざとさ」を感じたりして）

この映画世界のモラルはオレサマが決める！みたいな。 新（珍？）型「掟は俺だ！！」映画。 この「ボッチャンモラル」についていけない人には、かなりツライ映画である。