証言の食い違いの描写の仕方が『羅生門』みたいでなかなか期待を持たせてくれたが少し違ったか。 密室の極限状態なんて『ＣＵＢＥ』だし、男が陥落するところなんて『砂の女』だしで、 結構自分の好きなタイプの作品のツボを押さえてくれている。 主人公がコトを済ませた直後に連れの娘が心臓麻痺で死んだため、 鍵のことを言い出せなくなってしまい、急転直下の地獄絵図という描き方は唐突すぎるけど結構おもろい。 金持ちのバカ娘が起こした過ちということで同情の余地を与えない設定は「女の執念」を不気味に描くのに効を奏しているが、確かに登場人物の誰一人として魅力は感じないわな。自分は話の面白さのみに点数をつけてみた。

ところで最初のところでなぜかチ○○ンが丸見えなのにびっくり。 最近の映画って審査甘いんですかね？