[コメント] 茄子 アンダルシアの夏(2003/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
日本のアニメは世界に沢山配信されているわけだが日本のスポーツの関心度がそのままの比率で世界に配信されている。これって結構問題ありで中東、ヨーロッパで野球はないわけよ。逆にアメリカでサッカーってのも現実として苦しい。
日本だと自転車競技のルールも「ほー、こういう駆け引きがあるんだ」なんて思う人もいる事を考えてなにげに劇中で説明口調なんだけどヨーロッパじゃ不要だろうなあ。こういうのって難しいよね。(野球で言ったら「ツーアウト。もう1人でチェンジです」「チェンジって言うのは相手に攻撃権が変わるんだよな」「そうじゃ、3人アウトで交代じゃ」なんていうレベルか?)
あと主人公が地元だったらどこを越えればどういう風向きになって・・・なんてのを知っていてそれを利用するかどうかで悩むってのも欲しいかも(地元の利を生かしたくないという感情)。あのバッファロー(だよな?)の看板を越えたらスパートとかさ。そのポイントを教えてくれたのが兄貴だったり市街地の最後のコーナーが恋人を取られたカフェだったり、と主人公が走っていく想い出のポイントが競技のポイントになっているわけだよ。その都度そこで想い出が語られて主人公の地元への複雑な想いが観客にも判っていく。
当然ラストスパート直前は地元への屈折した想い全開で観客も主人公も猛ダッシュですよ。そういう右肩上がりの感情というかネタバレが欲しかった。肩代わりしたのが思い入れたっぷりの地元の人達では見ている方がついていきにくい。主人公との対比なのはわかるんだけどさ。
ちなみに「パオパオビールは世界の〜です」ってネタ、向こうでどう訳したんだ?野球ですよ、王さんですよ。これこそ説明がいるんじゃないか?
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (2 人) | [*] |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。