[コメント] 社長紳士録(1964/日)
ルーティーンで自動的に撮っているとしか思われない20作目。没フィルムを繋いでもこのくらいのものは出来るのではないだろうか。鹿児島弁で「ちんちん」とは次第に、だんだんの意という学びがあるがそれくらい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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森繁が常務で社長が左卜全。ハナ肇がバーの椅子取りゲームの司会という小さい役で登場する。酒呑んでやったらさぞ酔いが回るだろう。
司葉子と小林桂樹が結婚、仲人森繁の都合で何度も結婚式が延期されているが、仲人なしで結婚式ってするものなんだろうかという疑問が沸いた。映画では結局、妻の久慈あさみと部下の加東大介が並んで座っていて、森繁が途中参入して再び椅子取りゲームという小さなギャグをしている。
得意先の澱粉工場の鹿児島出張。福岡で一泊してそこから鹿児島までプロペラ機で向かっている。西郷どんみたいな社長がフランキー。いつもの戦前風な森繁の大衆余興芸に参入。珍しい御座敷芸を三木のり平と芸者衆が対戦しているシーンはその筋では貴重かも知れない。ライバル会社との接待合戦の物語。
池内淳子は森繁に本気だったのだろうか、よく判らないまま終わるのは余韻を求めたというよりキリの付け方をスタッフが思いつかなかったためのように見える。ホテルや有楽園からの桜島は絵ハガキのようにきれい。これからオリンピック、と二度話題に出ている。
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