[コメント] サハラに舞う羽根(2002/米=英)
この映画、すでに何度か映画化されているそうだが、莫大な制作費をかけたにもかかわらず、今回ほとんど回収できそうに無いらしい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「国の為でなく、名誉の為でなく、ただ友のために戦う」という理屈を前面に押し出した映画は、わたしはキライだ。今回だって「侵略戦争」なのに、はじめからそこから否定しないから、お題目が白々しく感じてしまう。
でも、そういうお涙頂戴的な演出に共感しやすいのも事実で、ドラマティックな展開として、よく利用される。
でも、最初のうちは「何の為に戦うのだ!殺し合いなんて無意味だ」とか言ってた主人公が、親友のピンチに颯爽と現れて「友の為に戦う」と称して、スーダン人をバッタバッタと殺しまくる姿は、国の為でも、理念の為でも、友の為でもなく、ただ自己満足のために戦っているようにしか映らない。最近の米英の軍事行動を見るにつけ、強く思う。
この映画に、ヴァンダム主演の『レジョネア』という映画の潔さを見習ってほしい。
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