[コメント] キル・ビル(2003/米=日)
レバ−一杯のプリン体映画。胸くそが悪くなる類の展開。が、それがいい凄みになっている希有な作品。細々としたハッタリ(架空世界の日本、テキサス…)が、愛を持って確信犯的に撮られているからだと思うだけに、終盤の雪上の決闘が粋に見えないのがイタい。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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ユマもルーシーもいいと思う。むしろ、あのルーシーがきれいに見える(失礼)、という気にさえさせてくれたのもクエンティン。
にしてもだ。手下どもとの壮絶なバトルシーンを活き活きと破天荒に撮りきったにも拘らず,クライマックスは「王道のつもり」の域を超えなかったように見えるのが辛い。他のシーンにおけるクエンティンのB級映画への情熱 、風呂敷の大きさに比べると、弱く稚拙な印象が残った。変な日本語以上に。静かだったせいか?
とにもかくにも、ヘドが出まくり鳥肌が立ちまくりな映画であることは確か。その中でも夢に出てきそうなキャラNO.1は、ゴーゴーでもオーレンでもなく、画面の片隅で延々とのたうち回るソフィアではなかろうか。ああ、今夜はうなされそうである。
追記 …と打ち込んだのだが、たぶんこの映画を見返す事はないだろうと思い 3点から2点に。とりあえず、プリン体はもういいよ。タランティーノ、ごめんよ。
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