[コメント] スパイキッズ3−D:ゲームオーバー(2003/米)
バランスは確かに悪いけど、良い部分と悪い部分を合わせて考えて、なんとかイーブンってところかな?
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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大人気のおこちゃまスパイ作戦の3作目。
1作目、2作目と、子供の視点から見たスパイものとして、かなり質が高い作品に仕上がっていたのだが、今回はちょっとなあ。良いところはたくさんあるけど、全般的な話の流れが悪すぎる。ゲームの中に入って戦うというのは、多分監督の『トロン』(1982)に対するオマージュに溢れていたようには思うのだが、元の作品が悪かった。そんなもんを元にした結果として、ゲーム内の物語は大変ふざけた内容になってしまった。ヴァーチャルリアリティの中でいくら危機に陥っても、それが作り物にしか見えないから、結局緊迫感が全然無いまま。更に言えば敵役で登場したスタローンが浮きすぎ。もはやふざけた配役じゃないか?と思われるほど。
ただ、ヴァーチャルリアリティから離れたところでの演出は巧いんだよね。結局物語やシチュエーションではなく、キャラクタの良さに負っていた作品だったわけだ。それを端的に表していたのがラストの全員集合。ここだけでももの凄く燃える。1と2で登場した人物が総登場。決してそこで手を抜いてないのは凄いことだった。それだけでなく、相変わらず目線付けたクルーニーとか、はしゃぎすぎのハエックとか、大スターをこんなところに使ってしまう豪気さも気に入った。
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