[コメント] 恋は邪魔者(2003/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
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50〜60年代のロマンチック・コメディのフォーマットをベースに、現代テイストを盛り込んだ作品。 凝りに凝ったセットと合成、撮影方法まで当時の手法を多用するあたり、ちょっと監督オタク入ってるかもしれない。
ユアン・マクレガーもレニー・ゼルウィガーも敢えてわざとらしい演技をするのも鼻につく人にはたまらんものがあるだろうが、一つの様式美とかお決まりの予定調和として流して見れば、これほど楽しいものはないと思う。
一見ウーマン・リブを面白可笑しく描いているように見えるが、女性の人権がどうとか、男女の恋愛とはこうだとか、そういうのよりも、単にノスタルジイを前面に押し出して「もっとお気楽に生きていこうよ」というのが監督のメッセージだと思うのは安易か。でも、私は単純に楽しめた。何より俳優たちが楽しそうなのが良い。
また、この映画の最も好きなところは、最近では珍しい「音楽と演技の調和」にある。ディズニーのアニメがバックのオーケストラと動きをシンクロさせるというのは造作もない技術だと思うが、俳優のまばたきと音がシンクロしたり、階段を下りるテンポと曲のテンポが合うようにするのはかなり手間がかかることだと思う。それだけに完成品はとてつもなく楽しい。
アレだな。音楽的関心の薄い人にはあまりオススメできないな。それがキモでもあるし。結構なバカ映画なんだけど、邦題がそこに観客を持って行くことを拒んでいるような気もする。邦題自体、よくできた題だとは思うんだけど。結構ニッチな作品かも。
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