ゴジラの骨に鎧をかぶせた生体ロボットで”暴走”と聞けば、言い逃れのきかないエヴァのパクリ。この時点で劇場に見るに値しないと思っていたがスカパーのゴジラ全作品放送のトップバッターだったのでとりあえず鑑賞。

まあ、よくもないが酷くもない出来。なんというか普通ですな。

あのアブソリュートゼロの試験映像を見たら、近隣諸国はダマっちゃいないだろうが（特に中国）、ハナからそういうイデオロギーとかテクノロジー批判とかまじめなテーマ性を放棄しているからどうでもいいや。

実はゴジラ映画のアイデンティティというのはそこに存在するべきものだけれど、それが皆無ゆえにこの映画はただのちびっ子向け特撮映画になっている。シーズンに公開している東映まんが祭りみたいなものだと思えばそこそこ割り切って見れるが、そういうのを楽しめるのはちびっ子と、東映戦隊特撮モノを毎週チェックするような特撮オタクだけだ…。