[コメント] ソラリス(2002/米)
タルコフスキー版はスクリーンで複数回見ており、スタニスワフ・レムの原作も既読なのだが、いずれも随分昔の話なので、この映画を見るに当たっては極めてニュートラルな心構えで臨んだ。
強いて言うなら若干のスティーブン・ソダーバーグ贔屓という要素が私にはあるのだが、結論としては、矢張り、これはこれで面白い、と感じる。本作の題材に比べて、演出は軽過ぎるとは思うけれど、どんな題材でも易々と撮ったかに見せるのがこの人だ。回想は随分なメロドラマだが、訪問者が自分をよく認識しており消滅したがる、逆にクリスが常軌を逸している、という置換が面白いと思う。
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