[コメント] 呪怨(2002/日)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
「いつ」に関しては予兆のようなものがある。音とか背後の悪寒を感じるというものだ。ばあさん(個人的には一番怖い)がボーとしてるのも有効だったし また効果音でなんとなくヤバイってのをお知らせしたりする。
さらに緊張感を高めるのなら全然関係のない所(例えば警察の取調室)でも意味不明にズームしたり廊下にボーと幽霊「っぽい」のがいればなお良かった。
「どこから」。これは視界の広さをワザと狭めて撮っている場面が多い。幽霊話を聞いて背後が寒くなるのは(背中側に)視界が利かないからで視界のないところに恐怖は宿る、っていうのをこの映画、うまく利用している。だもんで、たまに分かり安すぎる時がある。扉の向こうに神経を集中してて背後に「いる」といった常套手段ももっとあって良かった。
「どういうものが」。これでしょう、問題は。あの女の人じゃ亡霊って言うより俳優がメイクして化けてる様にしか見えない。もっとぼーといるんだかいないんだか、の方が怖い。階段下りてくるときも足と手を使っていないのにスーと移動した方が怖い。トイレのシーンはそういう点で良かった。逆にダメダメは女子高生が3人でやってくるシーンだろう。あれは彼女達が普通の格好で「何とかあの家から逃げてきた、家に入れて」って言ってあの子が信用して家の扉を開けるとスーと入ってくる。「足ないじゃん!」というような演出が欲しかった。
それにしても夜中にディスプレーだけの明かりでレビュー書いていると背後が気になりますね。ギギギ
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